2018.11.14

岐路に立ったときに出会った言葉

Capd20181113
https://www.brotherearth.com/ja/special/beautiful-dreamer/campaign/ranking.html

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2018.11.13

2年連続のブドウパン

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 原子模型(ブドウパン模型)の話をした次の日、3組の授業に行ったら、教卓の上にパンとブルーベリージャムとこのメッセージが置かれていました。右上のイラストは挑戦状か?(笑)もうシャレだかなんだかよくわかりませんが、とりあえず感激です。(大笑)

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2018.11.11

第14回県写真展予選の結果

 木曜日に県高校写真展の予選が行われました。今年は県内の写真部の高校生から829点の応募(1人3点まで応募可)があり、そのうち244点が予選を通過したそうです。通過率29.4%(昨年は794点を250点に絞ったので31.5%)ですから、平均して1人あたり1点も通過していない(数字上は0.88点)ということ。昨年に比べても大変激戦の予選となりました。

 で、うちはと言うと、10人の生徒が全員3点ずつの30点を応募して、そのうち20点が予選を通過しました。通過率は66.7%です。昨年は59.0%でしたので、2年目としてはまずまずと言ったところ。うち、2人が3点を通し、7人が2点を通し、で、もともと戦力外のS君一人だけ全滅。今年は予選を見に行っていないのでわかりませんが、たぶん、県内でもかなり上位(たぶんトップ)の成績だと思います。ついでに、例年は3点通した生徒は県内に10人くらい、2点通しの生徒が30人くらいでしたので、それぞれその5分の1、4分の1をうちから出せてるであろうことが顧問としての誇りです。

 しかし所詮は予選なので、何点通そうが入賞しなければ佐賀(全国大会)にも宮崎(九州大会)にも行けません。ちなみに今年のうちの作品の中で、上位入賞の有力候補が4~5作品あります。過去の全国に行った生徒の作品と比較しても全く遜色ないハイレベルな作品で、久しぶりに武者震いしてます。県大会の作品展は12月14日(金)~12月16日(日)の3日間、諫早市の美術歴史館で行われます。16日は私も一日中、生徒を連れて美術館にいます。お時間があられる方は是非、お立ち寄りの上、ご覧下さい。

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2018.11.10

くるおしいほど懐かしい時間

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想い出はあるが、なじみはない。


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あの時は、MTX50で行ったなぁ。


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まさかの再会でした。感動の再会が多すぎて、もう何がなんだか...。


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今回はどうしてもこれが食べてみたくて。めちゃうまかった。


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カルトクイズ 「さて、いくら?」 (正解は210+100円)

本店の味は変わっていなかった。もう泣きそうなくらいうまかった。

次に行くのはいつかなぁ。(/_;)

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2018.11.04

ホンダ・トライアルショー@SAGA

逆光だったので難しかったけど迫力満点のショーで、あっという間の30分間でした。

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2018.11.03

甲斐キャノン

Kai

優勝おめでとう!

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2018.10.21

クライマックス勝利

日本シリーズへは1位のチームが行くべきだ思います

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が、ともあれ、優勝おめでとう!

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2018.10.15

悲願! やっとこの日が来た

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 2016年より休載していた『ワールドトリガー』(著:葦原大介)が、「週刊少年ジャンプ」48号(10月29日発売)より連載再開いたします。また、同誌の48号から、52号(11月26日発売)まで、5号連続で掲載したのち、「ジャンプSQ.」2019年1月号(12月4日発売)に移籍することも併せて発表いたします。さらに、1年9か月ぶりとなる最新コミックス19巻も同日に発売いたします。

12月のコミックスがもう待ち遠しくて、待ち遠しくて。(/_;)

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2018.10.14

シンガポール旅行記 その72 (最終話)

 思えば、この旅は一通のメールから始まった。本当はメラニーと19年前に交わした約束を果たすため、彼女の結婚のお祝いをするために、メラニーの元に行くはずだった。しかし、カナダがメキシコになった瞬間に、思い描いていた旅が大きく変わってしまった。シンガポールの旅は文句なく楽しかった。偶然浮かんだ代案だったが、今思うと奇跡のように最良の場所を選んだものだと自分に感心してしまうほどだ。ジェンにも会えたし、妻の初の海外旅行としてはちょうど良いウォーミングアップにもなった。しかし、目的はまだ果たしてはいない。妻をメラニーの元に連れて行くという目的だ。願わくばこうなったら娘や息子も連れて行きたい。しかし、彼女は私が想像している以上に忙しいようだ。私とメラニーのメールのやりとりはこうだ。

2017年5月6日 結婚式の招待状が届く
   5月14日 お祝いのため、2017年の8月にカナダに行きたいと伝える
   5月16日 忙しいので来年の夏に来いと言われる

In terms of timing, this is something that we have to plan for next summer as Spencer and I are all booked up for this summer. We will be cp-teaching a course at Harvard in July, going to Mexico for 2 weeks and then hosting some friends from Brussels for 2 weeks. So our summer is fully booked! Shall we plan for this for next summer? What do you think of that?

2018年3月2日 メキシコで結婚式
   3月20日 8月のカナダ行きの計画を立てたいと伝える
   3月21日 忙しいので来年の夏に来いと言われる

I am so excited that we might see each other soon. This summer, however, might be a bit tight. The kids will be in BC (the western most province of Canada) for July. During that time, Spencer and I will be teaching at Harvard and then away for conferences. In August, we’ll be either in Ottawa (and the kids are in camp) or at my mom’s house in Waterloo. The week that you mention, we’ll be in Waterloo in camps (with their new cousins from England). The rest of the summer is busy with camps. I’d like to have some time with you all.

 1回目のやりとりの時は「あら、残念。」ぐらいの気持ちだったが、満を持して渡航計画を立てるべく、結婚式が終わって一息ついてるであろうタイミングで2回目のメールを送ったらこの返事。この時は少々複雑な思いだった。彼女は前の年に「来年の夏に来い」と言ったことをすっかり忘れているのだ。彼女と我々の関係だから、避けられているなどということは絶対にない。おそらくは結婚のドタバタで忘れてしまったのだろう。彼女の夫には連れ子があり、突然二人の子持ちになってしまった彼女の生活の激変ぶりは容易に想像できる。本当に家庭を維持することが出来るのかと心配してしまうほどだ。

 さらには2017年11月29日、彼女はカナダ政府から表彰(Senate Medal)されている。乳がんと闘う女性をサポートするボランティア集団を立ち上げ、その活動をリードする存在としての活躍が評価されたようだ。相も変わらず彼女の行動力には心底驚かされる。カナダを代表するような存在になってしまった今、私たちの渡航につきあっている時間などないのかもしれない。彼女が活躍すればするほど、どんどん遠い存在になっていくのが、うれしくも寂しい。

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   あなたの友人であることを心から誇りに思います

 もう一つ浮かんだのは、単純に「夏」は忙しいということだ。大学の先生にとって、夏は他の大学まで出張しての集中講義の季節。自分の大学での授業なら何とか調整もつくだろうが、ハーバードまで出向くのだから簡単にはいかないのだろう。そう考えると、娘と行ったのも8月だったが、もしかしたらかなり無理して都合をつけてくれたのではないかと今更ながら思う。

 その一方で、日本人教師である私が長い休みを取ることは限りなく難しい。おそらくは、盆、正月、GWに最大で1週間が限度。1月のオタワはきっと私たちには耐えられない世界だと思う。ネット情報では、年間平均気温が低い首都ランキングで世界第7位だとか。なにせ、運河がスケートリンクになる所であり、カナダ人の彼女が「寒すぎる」と言って、メキシコへ逃げ出すくらいだから間違いない。GWは一般企業なら連休になるだろうが、学校はカレンダー通りであり、普通は思ったほど長い連休にはなっておらず、海外旅行の候補にはなりづらい。そうしてお盆が唯一の選択肢として浮上するのだ。こちらからピンポイントで提案するなんて虫が良すぎる話だ。そう考えると、果たして私たちがカナダに行ける日は来るのかと、実は今、半分あきらめムードが漂っている。もう彼女には会えないのか...。いや、なんとか調整をつけて、メラニーとその家族に結婚のお祝いを伝えに行くのだ。そしてオタワの街を、トロントのCNタワーを、ナイアガラの滝を、ブルージェイズの試合を妻に見せるのだ。目標に変わりはない。それがいつになろうとも。

 この旅で学んだことは、
  1 日本がアジアナンバー1というわけではない。
  2 多民族が融和する姿はとても興味深くて、とても楽しい。
  3 まだまだ歴史や英語の修行が足りない。
  4 物より、絶対想い出
  5 人生に、これが最後なんてない

 知らないことを知る喜びが旅にはある。知らない文化を知ることで、自分たちの文化を大切にしようと思う。双方の文化の違いを知ることが、互いを理解するときの困難を和らげてくれる。文化の比較をするうちに、反対側から世界を見ることを、視野を広げることを、自然と身につけていく。世界中の人々を理解できる人になりたい。みんながそうなれば、世界から戦争がなくなるのに。

 またお金を貯めよう。体力があるうちにまた海外旅行に行こう。カナダだけでなく、アジアにだって目を向けてみよう。情勢が落ち着いたら韓国にも行こう。国内旅行だって、行きたいと思った日が吉日。鹿児島にも京都にも行こう。まずは手始めに香川に行こう。日帰り旅行にも行こう。たくさんの想い出を作ろう。そんなことを考えるエネルギーを持つことこそが「生きる」こと。シンガポール旅行が私にそのことを教えてくれたような、そんな気がする。

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 もう一度行きたい国、シンガポール。
 ありがとう、シンガポール。
 ありがとう、ジェン。

 これが私の「シンガポール・ストーリー」である。

おわり

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2018.10.08

シンガポール旅行記 その71

 チャンギの出国ロビーは本当に長い。(あとで気がついたのだが、通路の脇には電車があったようだ。シカゴのオヘア空港ではターミナル間に電車が走っていた。) しかし、その長い通路を楽しむ気持ちでのんびりと歩いてみた。意外にも体力は残っていたようで、歩くことは苦ではなかった。ただ困ったのは、あるところから売店らしきものが、飲み物を買える場所がまったく見当たらなくなったことだ。日本なら所々に店舗がありそうなものだが、本当に何もなく殺風景そのもの。かろうじて、水だけ売っているワゴンを見つけた。

 手荷物検査場の手前のところに沢山のソファーがある。ここで食事をとる。私が買ったサンドイッチはまずまずの味だった。夜中のことだからこの量で十分。グラタンの方は「ううん...。」と妻が言っていた。パフは、なるほどサーディンとルンダン(牛肉をココナッツミルクと香辛料で煮込んだ料理)といった味だ。とってもアジアっぽく、香辛料がたっぷりでクセが強かった。この味なら妻は絶対、一口で「もういい。」と言うに決まっているので、1個ずつだけ食べて、残りは自宅に持ち帰り、翌日一人で食べた。

 食事も終わったので、いよいよ手荷物検査場を通過する。ここを通過したら後には引き戻せない。すでに結構な数の人が列を作っており、ちょっとだけ待たされた。検査員の黒人の女性から「パソコンはないか」と聞かれたので、「iPadがある」と言って出して見せたところ、「iPadはいい」と言われた。やっぱりiPadはパソコンではないのだなぁ。

 搭乗口のところまでやっと辿り着いた。まっすぐあるいていたら45分はかからなかっただろうが、途中で買い物を入れたら45分ではとてもたどり着かない距離だ。あとは搭乗の案内を待つばかり。ここまでは順調に、早めにきたので、まだまだ時間はある。早めに搭乗アナウンスがあるとのことだったので、それを期待し、その時が来たら機内でさっさと寝ることにしよう。起きたら日本だ。空港内にWi-Fiがあると聞いていたが、試みるも繋がる気配はない。おそらくパスワード式なのだろう。どこかで聞けたのかもしれない。フリーで使えるデスクトップタイプのパソコンが数台あったので、ネットに繋ごうと立ち上げてみたら、なんとWindows2000だった。懐かしすぎるぞ。こんなんでいいのか? おかげでほとんどまともに表示されない。世界最先端の空港もこんなものか。

 それにしてもいつまでたっても搭乗案内がない。出発予定時刻は25:20、搭乗開始時刻は24:20、でもサービスで23:50には搭乗できると言ってたのに、まるでその気配がない。早く乗れるのではなかったのか。アナウンスは「まだ待て」の繰り返しだ。ひたすらソファーで待たされる。ここで寝るわけにもいかない。と言うか眠れそうにもない。結局、ほぼ定刻に搭乗が始まる。期待させられた分、がっかりして疲れた。ここは日本ではない。我慢がまん。

 飛行機に乗り込んで初めて気がついた。我々の席は中央4人席の真ん中。両サイドを外国人男性に挟まれる。最悪だ。結構たくさんの人が乗っているので座席の変更はできそうもない。この時、サービスで靴下らしきものが配られた。足の形にはなっておらず、ただ真っ直ぐの筒状のものだったので靴下なのかどうかの確信が持てなかった。違ってたら恥ずかしいので結局使えなかった。あとでシンガポール航空のHPを見たところ、やはり靴下だったようだ。70周年記念の特別サービス品で、靴を脱いでこれを履いて足を伸ばすことでリラックスしてもらうためらしい。未だに足を通していない。今後使い道があればよいのだが。アイディア募集中である。

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   歯ブラシセットと一緒に、説明なしで配られた

 機内でしっかり眠るために、まさにこの日のために福岡の東急ハンズで買った首まくらを使ってみた。結局、「使い慣れないものは使えない」ということがよくわかった。眠くて仕方がないときにはいいかもしれないが、寝たいけど眠れない時にはうっとうしくて余計に眠れない。ほぼ眠ることなく、目をつぶって朝まで過ごした気分。朝食が配られる頃には、中途半端な睡魔のせいで頭がぼーっとしていた。

 ほぼ寝られぬままに朝6時。あっという間に朝食の時間が来る。時間が時間だけに、食べないと言って断る人も何人もいた。ユナイテッドと違い、食事そのものはかなりレベルが高い。実はこの食事も写真に撮っていたのだが、帰宅後、写真データを整理しているとき、ホテルを出て以降の写真をうっかり消してしまったので...ない。デジタルは本当にこわい。ということで、メニューだけ振り返ると、

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<朝食>
 フルーツ
   季節のフルーツ
 メインコース
  和朝食
   焼魚、生姜だれ、玉子焼き、野菜、
   沢庵、御飯
  チーズオムレツ
   チキンソーセージ
   煮込み野菜とポテトとともに
 ベーカリー
   パンとバター
 温かいお飲物 コーヒーと紅茶、煎茶

いや、本当においしかった。ただ、ご飯とパンの組み合わせの意図は、

 (1)両方食べろ  (2)好きな方を食べろ

のどちらなんだろう。正しい答えはわからないが、とりあえず(1)と判断した。

 ぼんやり眠たくはあるのだが、7時間もの間、何もしないではいられない。おもしろそうな映画を探してみた。で、選んだのはインド映画「モヘンジョダロ」。普段だったら音声はヒンディー語、字幕は英語の映画なんて絶対に見ないのだろうが、極限まで暇な状況。ボリウッド映画はストーリーが単純なので、見だすと不思議と意味がわかる。しかも音楽とダンスだけでも十分面白い。出演者もインド風の二枚目にインド美人。いやぁ、はまってしまった。

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歴史映画と言うよりは、ありがちなゆるいボリウッド映画

724_3 その後に見たのがなぜか「チアダン」。やっぱり、あんまり難しい映画よりは軽ーく見られる作品の方が、機内で見るには合っているんだと確信した。おもしろかったのだが、映画が終わる前に福岡に到着してしまった。なんてこったい。

 ほぼ時間通り、8:35に福岡に到着する。往路は5時間25分。復路は5時間15分。赤道直下から北上するせいか、はたまた乗っている時間があんまり長くないせいか、偏西風の影響はちょっとしか出ていない。

 もうここは福岡。すでに日本どころか九州の空気である。荷物を受け取り、入国口へ。外国人専用の入国審査場には、韓国人と思われる観光客の列が長かった。しかし、私たちは日本人専用口で入国審査ができたので、あっという間に順番がくる。手続きもスタンプをポンと押されて終わり。税関で「携帯品・別送品申告書」を見せる。何も無し。福岡到着だ。心なしか、シンガポールより暑い。

 日本到着が遅れるかもしれないと思って、佐世保行きの高速バスはかなり時間に余裕をもった便を予約していた。入国の手続きがあっという間だったので、バスを一本早めて帰路に着くことが出来た。佐世保までの所要時間はほんの10分ほどだった。もちろん車内でスヤスヤとタイムトリップしたからである。

バスを降りて、スーツケースを引きずりながら我が家へ続く坂道を上る。

ただいま! お土産買ってきたよ!

(つづく) (次回最終回)

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2018.10.06

シンガポール旅行記 その70

 帰る人々の流れに乗ると、すぐに地下鉄の乗り場が見つかった。あれほど苦労しながらここまで来たのに、帰りはあっさりとしたものだった。ベイフロント駅までの道のりも決して寂しいものではなく、満ち足りた気持ちで歩むことができた。駅で切符を買おうとしたところ、妻のカードにエラーが出て使えなくなった。私が2枚持っていた(それもまた先の失敗によるのだが)ので、ちょうどそれが役に立った。

 サマセット駅に着く。バスの出発まではまだ時間がある。夕食をとろうと、このシンガポール到着後初めて入ったあのThe Centrepointに行った。地元料理のお店があったので席に着いたら「閉店だ」と言われ、別の店を探すことに。ところがここで妻の悪い癖が出る。「バスの時間に間に合わなかったら嫌だから、あとで空港で食べよう。」と言うのだ。いや、ホテルは目の前だし、集合時間まではまだ十分時間がある。しかし、「もしもバスが早く来たら大変だから、早めに集合場所に行って待機したい。」と言う。そこが妻の欠点であり、良いところなのだ。この旅は彼女のためのものだから、怒ったりしないこと。自分にそう言い聞かせ、最後の夕食は空港でとることにした。

 ホテルで預かってもらっていた荷物を受け取り、そのままロビーでバスの到着を待つ。一日中歩き回ってきたのだ。疲れていないはずがない。畳の上でゴロゴロしたい気分。チェックアウトしたので、もうホテルのFree Wi-Fiも使えないようだ。荷物の整理のほかは特にすることもなく、ただじっとバスを待つ。

 22:05にこのロビーに集合だったのだが、21:50頃、バスが到着し、ガイドが私たちを迎えに来た。ほとんど迷いもなく声をかけてきた気がした。よくわかるなぁ。割と新しい大型のバスで、すでに半分くらいの席が埋まっている。添乗員は日本語が堪能な若い女性のシンガポール人。それにしてもこの添乗員のノリはなんだ。よく言えば明るい、悪く言えばチャラい。日本に留学していたと言っていたが、間違いなくキャバクラでバイトしてたろって感じのギャル系。自分でボケまくって自分でツッコむの繰り返し。仕事はちゃんとこなしてはいるが、とにかく苦笑いしてしまうほどチャラすぎる。こんな夜遅くにこのテンションはいらないってば。

 バスはかなり遠回りしながら、途中2カ所で日本人を拾い、ほぼ満席状態で空港に向かう。23時、空港に到着。夜遅いせいかロビーの人影はまばらで、ただでさえ広いこの施設がとてつもなく広く見えてしまう。カウンターでの発券は、ほぼ無言で進む。チケットを受け取り、指示された方に歩いて行くと、出国審査場があった。出国審査は無人。自分でパスポートを機械にピッとした後、右手の親指をスキャンしたら終わり。面倒な審査官との会話などない。よく考えるとこの時、「出国」のスタンプを押されなかった。今時のパスポートは電子式だからいらないのかもしれないが、スタンプがもらえないのは何となく寂しい。ラジオ体操をしたのに印鑑をもらえなかった気分に近い。日本もこれからそうなると新聞に書いてあった。税関らしきものもなく、その後、検査員が軽くパラパラとパスポートを見て、搭乗チケットにペンでチェックを書き入れて終わり。なんじゃこりゃ。あまりに簡単すぎる。観光大国からの出国はこんな感じなのね。

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          このチェックってなんだったのだろう

 バスの添乗員が言っていたことを思い出す。

「現在23時です。飛行機の出発までにはまだ随分時間がありますが、搭乗口まで移動するのに45分はかかりますから十分気をつけてください。また予定時刻より30分くらい早めに搭乗して、機内で休むことができると思います。アナウンスに注意しておいてください。」

 搭乗口まで歩いて45分!? デカいハブ空港だとは聞いていたが、どんだけ広いの? 搭乗口はここからずっと左の方に行ったところだと言われたが、通路が軽く曲がっているせいか、これがどのくらい先まで続いているのかがわからない。右の方も、ずーーーーーっと通路が続いていて、向こうの方が霞んで見える。事前に見たHPには、いろんな施設が充実していてすごい空港だと書いてあった。当初はきっと一日歩いて大汗をかいているだろうから、ここでシャワーでも浴びたいと思っていたのだが、実際のシンガポールは日本ほど蒸し暑くはなかったし、エアコンが効いた所にばかりいたので、シャワーを浴びたいという欲求はそれほどでもなかった。ただ、店舗やレストランはたくさんあるようだが、そうした施設があるようには見えない。後でわかったことだが、どうやらそれらは一つ上の階にあったようで、大した予習もしていなかったし、そうしたことに気づく余裕もなかった。シカゴのオヘア空港の時もそうだったが、本当に時間があるのなら、今度は空港そのものを観光してみたい。

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      手荷物検査を入れての45分だろうが、確かに遠い
      私たちが歩いた距離は、建物の左半分に過ぎない

 出発まではまだ2時間以上ある。とりあえず買い物と食事だ。今立っているあたりだけでも、ものすごい数のお店が並んでいる。とても空港のロビーには見えない。その数と規模、密度はまるで都会のアーケードだ。お菓子の類のお土産もあるが、最初に目に飛び込んできたのはTWG(シンガポールを代表するお茶メーカー)だ。ここは外せないんじゃない? 店は黄色(金色)に光り輝いており、全てのお茶が同じに見えるのだが、よく見るとお茶の名前の部分だけが違っている。高級品とはそのようなものなのだろう。どのお茶が美味しいのかわからないが、聞いたことのある銘柄を買ったようだ。代金は現金で支払ったのだが、支払額に端数があった。小銭が手に入ると思ったら、10セント未満の端数は切り捨てだった。結局、この滞在期間に「1セント硬貨」を目にすることはなかった。日本で言うなら1円玉。カナダでもアメリカでも見かけたペニー(1セント)だが、もしかしたらシンガポールの市場には出回っていないのかもしれない。

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   The Wellbeing Group の頭文字でTWGだそうだ

 2時間ほどの時間があるとは言え、本当に搭乗口まで45分近くもかかるのなら、それなりに先を急がなければならない。とりあえず搭乗口の近くまで行ってから、その周辺で買い物や食事をするという手もある。ただ飲食物は搭乗口手前にある手荷物検査場より先には持ち込めないらしいので、その手前までに全てを済ませないといけないのか。先が読めないとなかなか行動に決断ができない。

 お土産品はそれなりに買ったので、お腹を満たそう。いろんなレストランや軽食・喫茶のようなお店もあるが、時間も時間だし、がっつり食べようとは思わない。結局カフェで、私はチキンサンドを、妻はグラタンを買った。店で食べるのではなく、持ち出して食べられる場所を探した。そんな時、目に飛び込んできたのはTIPTOPという店のCurryPuffだった。現地のファーストフードだろうか。1個1.5S$と手頃。列に並び、一番売れすじと思われるカレーパフを注文しようとしたら、前の人が...買い占めた。なんてこったい! 仕方なく、Sardine PuffとBeef Rendang Puffを2個ずつ買った。

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 こういうお店にこそ入りたいのだ   おまんじゅうサイズでちょうどいい

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なぜシンガポールでたくさん売ってる?  最後はこれだけ残ったようだ

 飲み物はもう少し先の方で買うことにして、とにかく手荷物検査場を確認に行こう。その近くで食事をしよう。

(つづく)

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2018.10.05

さようなら、クック

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14才でした。我が家に生まれてきてくれてありがとう。

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2018.10.03

シンガポール旅行記 その69

 このままシンガポール最後の夜は待ち続ける時間で終わってしまうのか。雨で中止じゃ誰にも文句は言えないし...。本当は気持ちを切り替えて別の場所を楽しむべきなのだろうが、ずいぶん端っこの方まで来てしまった。疲れた心と体を引きずってこの雨の中を引き返す気力をほぼ失っていた。ここで食事でもしようか。何となくそれも違うなぁ。何を話すでもなく、ぼーっと時を過ごしていた。

 7時を少し回ったところだろうか。まわりが微かにざわつき始めた。妻が先に気づいた。雨がやんだのだ。そして人々の動きにも変化が出た。みんなが一斉にスーパーツリーの方に歩き出した。そうか、ガーデンラプソディーを見ることができるかもしれない。我々も行こう。

 とりあえず傘はいらなくなったが、空に星が見えているわけではない。本当にショーを見ることができるのかはよくわからなかったが、この人々が振りまく空気はなぜか確信に満ちあふれている。夜の森の小道を少し迷いながらツリーを目指して歩く。急に開けたところに出た。スーパーツリーの森のど真ん中だ。電飾で飾られたツリーはすでに輝いていた。すごい。その姿を見ただけでさっきまでの疲れが完全に吹き飛んだ。興奮している妻が、自分がわかった。

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   輝く樹々が迎えてくれた       ベイサンズとスーパーツリー

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 スーパーツリーの間にかかる高さ22m、全長128mの吊り橋スカイウェイ

 ショーそのものよりも妻が楽しみにしていたのは、ツリーをつなぐ吊り橋「OCBCスカイウェイ」を歩くことだった。チケット売り場に行くと、残念ながら「荒天のためお休み」となっていた。この状況ではそれは仕方がない。上から見下ろす風景もきっと見事だったんだろう。それよりもショーはあるのか。誰も立ち去ろうとしていない。ここにいる人たちは誰もが奇跡を信じて疑っていない。そして、時がきた。

 静かに音楽が流れ始めた。なんとついにショーが始まったのだ。

 大きく呼吸をするようにスーパーツリーがゆっくりと点滅する。樹々の鼓動が聞こえてくる。色とりどりに苔むした幹が光を放ち、空に広がる枝が曇り空に七色の星を描いた。森の中の木の根元にいる私たちの視野はあまりにも狭く、全体を見渡すことはできない。その分、この小さな世界の空気まで五感で感じることができた。首が痛くなるほど上を見上げ、光と音楽が舞う姿をただ黙ってじっと眺めた。目の前で同じように空を見上げる妻の背中が見える。その瞬間、カナダ旅行の最後の夜、パーラメント・ヒルで迎えたあの感動のフィナーレとまるで同じ時を「感じている」自分に気がついた。そう、あの時とまるで同じだ。この時を妻に経験させたくて、ここに連れてきたのだ。私たちは確かにシンガポールにいるのだ。そう思うと、あの時と同じようにまた暗闇の中で感動の涙があふれでてきた。


 
 
 This is my country, this is my flag
 This is my future, this is my life
 This is my family, these are my friends
 We are Singapore, Singaporeans       "We Are Singapore"
 
 
 流れる音楽の所々で聞き取れた歌詞の断片が、こころを揺さぶっては私の中に溶け込んでいった。私の心と体は完全にシンガポールに包まれていた。

 この旅の最後の時間に、こんなフィナーレが用意されていただなんて。

 心の底から感動した。本当に幸せな時間だった。

 妻をシンガポールに連れてきてよかったと思った。

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     本当の星空にも負けない美しさだった
 
 
 そして、感動の「ガーデン・ラプソディー」は静かに終わった。
 
 妻はこの旅をどう感じたのだろう。本当はカナダに行くはずだった。シンガポールは思いつきの代案だった。代わりだったら、きっと韓国に行きたかったはずだ。でも確かに初めての二人での海外旅行。この旅の中にも楽しかった思い出はたくさんできたのではないか。私にとって二度目の海外旅行が、私にそう思わせる心の余裕を与えてくれている。カナダに行った時は「これが最後の海外旅行になるかもしれない」と感じていたが、今は違う。あの時のあの瞬間には、何かが終わった感じがしていた。でも今は違う。次はどこに行こうか? もっといろんな国に行ってみよう。終わりだけど始まりのような気持ちがあふれている。ちっとも寂しくない。本当に素晴らしいフィナーレだった。

(つづく)

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2018.10.01

シンガポール旅行記 その68

 傘を差しながら、ドラゴンフライ・ブリッジをとぼとぼと歩く。この雨の中のお散歩はいつ終わるのだろ。この先がどうなっているかわからない道はとても遠く、長く感じるものだ。

 向こう側に着いたら下りのエスカレーターが、....なんと、止まっている。(T_T)

 どうやらシンガポールでは雨の日は国中のエスカレーターが止まるようになっているらしい。(知らんけど。)今度は大した高さもないのでこわくはないが、足下をぬらしながら金属の階段を恐るおそる歩いて降りる。東小屋のような施設が見えたので、とりあえずそっちの方に行ってみると、シャトルバス乗り場だった。この雨の中、歩くのを断念した人たちがすでに長蛇の列を作っている。とりあえずギフトショップのあるあたりまで行きたい。晴れていればシャトルバスに乗るような距離ではないのだが、今は精神的にも体力的にも無理。一刻も早くバスに乗り、どこかで休憩したい。

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  スーパーツリーの林を抜ければ、歩いても5分とかからないだろう

 シャトルバスは有料のようだ。大人一人3S$。そう言えば、昨日使った入場切符は半券みたいなのが残っていたが、あれは使えないのだろうか。そう思い、切り取られていない部分を残したチケットを係のお兄さんに見せて聞いたら「これでは乗れません。チケットを買って下さい。」と言われた。なぜかあきらかにもぎ取られていない部分が残っているのだが、これはシャトル券ではなかったのか。あきらめてチケット売り場の列に並ぶ。結構長いぞ。順番が回ってきたところで、窓口のお姉さんに、施設の入場券にシャトルバスは含まれていないのかと再び聞いたら、やっぱり答えはノーだった。完全にあきらめて、「大人2枚」と言ってチケットを買う。

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    上段が前日に行った「クラウド・フォレスト」のチケット
    下段がこの日買った「シャトルバス」のチケット
    もぎられた側が違うが、表面のデザインに違いはない

 囲いはなく、屋根の着いた大型カートといった感じのシャトルバスだ。満員のお客を乗せてゆっくりと動き出す。公園の中を通ってくれれば眺めるものもあるだろうが、外周の一本道を走るだけだったので、クラウド・フォレストなどの施設があるゾーンが近づくまでは、ほぼ見るものはなかった。ただ相変わらずの雨が降りしきっていただけだった。

 まだまだ時間はあるので、ギフトショップへ行く。最後の買い物のつもりでゆっくりと見て回った。いくつか買いはしたものの、昨日も見たショップだったのでさほどの時間はかからなかった。店員に「7:45からのガーデン・ラプソディーはありますかねぇ。」と尋ねたが、誰に聞いてもみな口をそろえて、「わからない。」と答えるばかりだった。おそらくは我々と目的が同じであろう人々がベンチに座っている。ちょっと疲れた。空いている場所を探し、何をするでもなくベンチでしばらく休憩。

(つづく)

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