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2017.11.04

シンガポール旅行記 その25

 店を出て建物の1階へ降りる。さっき見かけた古本市を眺める。土産に英語の本を買おうとは思わないが、妻は英語の絵本に興味津々のようだ。確かに絵本なら大した厚さも重さもなく、現地でしか買えない貴重な思い出の品にはなるかも。しばらく手にとってぱらぱらと眺めはしていたものの、所詮英語の本でしかなく、シンガポールらしさはなかったせいか、購入には至らなかったようだ。

 The Centrepointの建物を出て、ホテルとは反対の東の方に向かって歩く。夕方の雰囲気は日本に近い。この時間の空の明るさも、気温も湿度も日本と変わらない気がする。いや、かえって過ごしやすいくらいかもしれない。うっすらと曇った天気だった。

 ビルとビルの間の路地が歩道を遮る。信号はない短い横断歩道がかかっている。歩行者は車を伺いながらもどんどん渡って行く。マナーは悪くない。Concord Hotelの脇には、数件の屋台が連なって並んでいる。想像していた一般的なホーカーズに比べるとやや上品な感じのする作りの屋台だが、店先をのぞいて見るとあらゆる食材が並んでいて、雑多な感じ。きっと低価格で土地の味を楽しめるのだろう。食事をしたばかりでもあったが、仮に空腹だったとしても、こうした店で注文をするのは勇気が必要だ。でも、きっとこれこそがシンガポールなんだろうと思う。

 歩みを進めるたびに、街の看板が、通りに面した店の商品が、東南アジア特有の顔立ちの店員が私の好奇心を刺激してくる。おそらくはこんな小さな店舗の一軒一軒を覗き込んでいたら、今夜は寝る時間もなくなるだろう。時間をかけて立ち寄るべき店の選択が難しい。

 そんな中、突然、「ここに入るべし!」と神のお告げが降って来た。セブン・イレブンだ! さすがに入りやすさはピカイチ。カナダで見かけたコンビニには、日本ならホームセンターでしか売ってなさそうなキングサイズの商品がずらりと並んでいたため、日本のコンビニとはかなり違い、まるでスーパーマーケットのようだった。日本のような洗練された感じはなかったが、それはそれでカナダらしくて、何よりそれを体験できて良かった。結局、カナダではMac'sというコンビニしか見かけなかったので、北米の本場のSeven-Elevenは未体験だった。シンガポールで、初の海外のSeven-Elevenを体験だ。ワクワク。

 店に入ると、なんとそこは、ほぼ日本のコンビニだった。なにこれ? レジ周りが多少雑多としている以外は、めちゃ日本っぽい。そっくりというか、売っている商品の多くが日本の物そのもの。

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   お店の中は商品が多すぎて、案外せまかった

 おせんべい類も日本語表記。パン類もまるで一緒。なんと、おにぎりも売ってる。ツナマヨって、なんで? 飲み物やカップ麺類の中身は現地の人に合わせた味にはなっているようだが、見た目や売り方は同じ。お弁当類もある。さすがにお弁当の中身はシンガポールっぽいが、サンドイッチは日本のそれに近い。

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 おにぎり、食べてみれば良かった...  こっちは食べなくても想像がつく

 ポッキーもコアラのマーチも普通に売ってある。もしかしたら、ここは親会社がアメリカの"Seven-Eleven"ではなく、日本から来た「セブン・イレブン」なのかもしれない。よく見たら、セブンのマークが「セブン&アイ・ホールディングス」のそれになってる。そうか、完全に日本の企業が持ち込んだコンビニなんだ。今や、日式がコンビニ業界の標準スタイルになったというのか。日本企業、恐るべし。

(つづく)

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コメント

現地の人用だと思います。日本でも海外から直輸入のお菓子の袋の表記はそのままだしね。それでもやっぱりとっても意外でとっても興味深いです。

投稿: かんねん | 2017.11.05 22:54

面白い!まんま、日本語で書いてある商品を現地の人も買うんでしょうか?それとも日本人観光客向け?

投稿: くろべ | 2017.11.04 22:43

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