« 謹賀新年2018 | トップページ | 冬休みの宿題 »

2018.01.02

シンガポール旅行記 その37

 次に向かう目的地は、かの有名な「マーライオン(merlion)」である。例によってたいして離れてはいないはずなのだが、さっきと同じような感じで遠回りぎみに向かっている。もはや何も感じなくはなってきているが、お陰でどこに向かっているのか、車窓からの風景を見るだけではよくわからなかった。(あとで地図で見たら簡単だったのだが。)

 相変わらず明さんの饒舌なガイドが続く。

「次はみなさん有名なマーライオンに行きます。みなさん、ご存知な人もいますが、マーライオンは一つじゃないです。大きくて立派なのはセントーサ島のマーライオン。これは立派。でも有名は今から行く方。でも観光の人、よく、『これ? 小さいね。』って言ってがっかりするね。がっかりしないで。日本もがっかりの観光地ある。北海道の札幌の時計台、行ったらがっかりする。それと同じ。」

 行く前からがっかり対策か。がっかりしないと思うんだけどなぁ。

 ナショナル・ギャラリー・シンガポールの前にバスを停め、そこから徒歩で向かう。観光客と思われる人の賑わいが感じられる。マーライオンに近づいているのがわかる。おそらくもう目と鼻の先だ。

371 372
       マーライオンのすぐそばにあったタマリンドの木

 天然記念物のタマリンドの木のところで解散して自由行動。階段を降り、橋の下をくぐって海の方に向かって歩くと、そこには想像通りの姿があった。

373
         摩天楼が背景を埋め尽くす中にポツリとある

379_3
  対岸にはマリーナ・ベイサンズが見える絶景ポイント

 以前は、本当に海岸の所にポツリと設置されていただけだったらしく、主にマーライオンの後ろ姿しか見られなかったようだ。その後、観光客が増え、水をはき出す正面からの姿が見やすいように、海にせり出すような観光・撮影エリアが増設されたとのこと。周囲にはレストランやカフェが建ち並び、お土産屋さんもあるので、寂しい感じはどこにもなく、見事に観光スポットになっている。マリーナ・ベイサンズもきれいに見えるし、夜はもっときれいだろう。がっかりだなんてとんでもない。

 周りを見ると、おそらくは半分くらいは中国人だろう。みんなここに来て写真を撮ると、とりあえずシンガポールに来た証拠ができあがる。みんな、

 「ゴクゴク」 (マーライオンがはき出している水を口で受け止める) や

 「よっこいしょ」 (マリーナベイサンズを下から持ち上げる)

な写真を撮ってたので、私たちもしないわけにはいかない。旅には、定番の場所に行き、定番の食事をして、定番の買い物をすることも大事だったりするのだ。このバスツアー自体、それが目的なのだから、

 「まぁ、らいおん!?」 (マーライオンの横でびっくり顔のポーズをとる。)

ってやってこないと、あとで後悔する。
(撮った写真は恥ずかしいので非公開。(^_^;))

 ウィキペディアによると、11世紀にマレーシアの王族が対岸に見える大地を目指して航海の旅に出た際、途中で海が激しく荒れ、王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まり無事にその大地にたどり着くことができた。その時、ライオンが現れて、王族にその大地を治める事を許して立ち去った。王族は、その大地を「ライオン(Singa)の都市(Pura)」を意味する「Singapura(シンガプーラ)」と名づけ、マーライオンを国の守り神として祭った、という伝説があるそうだ。

 明さんが言うには、「シンガポールは水がない。水は豊かさの象徴。以前、マーライオンの水停めてた時期あった。国民、がっかりした。今はずーっと水出してる。マーライオンが水をずーっと出し続けるの大事。」だそうだ。なるほど。

 ずーっと見ていられる観光スポットではないが、やはりここに来ずしてシンガポールは語れない。なんだか目的の半分くらい果たした感さえするひとときだった。

(つづく)

|

« 謹賀新年2018 | トップページ | 冬休みの宿題 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59128/66189394

この記事へのトラックバック一覧です: シンガポール旅行記 その37:

« 謹賀新年2018 | トップページ | 冬休みの宿題 »