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2018.01.18

シンガポール旅行記 その41

 バスは昼食の会場へと向かって出発した。例によって一方通行の規制ゆえに、またまた同じような道を通っている。もはやマリーナ地区を抜けるまでは、風景に興味は無くなった。そうなると、明さんのマシンガン・トークに耳を傾けるしかない。

 明さんは、このツアー終了後のオプショナルツアーについて紹介を始めた。

「このツアーが終わったあと、トライショーで市内をまわる観光ツアーあります。希望する人は、15時にマリーナ・ベイサンズで解散した場所に集合して下さい。」

 客の一人が「そう言えば、街中でまだトライシクル(三輪タクシー)を見かけませんけど、走ってるんですか?」と尋ねると、明さんは、

「シンガポールでは『トライショー』言いますね。今は、シンガポールではトライショーは観光用で少し走ってます。トライショーは狭い道入って行けるから、運転手さん、いろいろ道連れて行けます。ゲイラン地区も行きます。日本の昔の赤線ね。男の人喜びます。でも大丈夫。昼間は危なくない。運転手さんいるから大丈夫。参加する人は、後で声をかけて下さい。」

パンフレットに載っていた当初の予定では、この後の順番は、

 1 ランチ
 2 アラブストリート散策
 3 リトルインディア散策
 4 マリーナ・ベイサンズで解散(15:00予定)

だったのだが、ランチの後はリトルインディアに行くのだそうだ。チャイナタウンでの時間の短さで何となくせかされている気もする。この時、「まさか、アラブストリートには行きませんなんて言うんじゃないだろうな。」という不安が頭をよぎった。このオプショナルツアーをねじ込むために、全てを短めに済ませるための策なのかもしれない。そんなことを考え始めた。実際、このツアーの終了時刻は14:00だった。各地の観光時間があまりに短かったことから、軽くだまされた気分。そこで、あとでネットでツアーの概要を見たところ、最初から各地での見学設定時間は30分だったようで、マーライオンに少し時間を取り過ぎた分、チャイナタウンが短くなったのかも。

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 「トライショー」は、自転車の後ろに客席となる椅子を付けて走る人力車のようなもので、かつては庶民の足だったが、現在は旅行者向けの乗り物になっているらしい。実は日本の人力車から生まれたもので、人力車は中国へ伝わり、「ジンリキシャ」がなまって「ジンリクショー」へ、それを短縮して「リクショー」になり、現在では、車輪が三つなので「トライショー(Tri-Shaw)」と呼ばれているのだそうだ。
 「VELTRA」 https://www.veltra.com/jp/asia/singapore/ctg/2061:Trishaw/

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   シンガポールでは「トライショー」(シンガポールだけ人力?)

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 タイやラオスでは「トゥクトゥク」   フィリピンでは「トライシクル」

(つづく)

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2018.01.13

シンガポール旅行記 その40

 お寺のすぐそばでバスから降りさせられる。降車場にはバスやタクシーがごった返している。例によって、ここに車は駐車はできないらしい。時間が来たらどこに集合させようかと、明さんがやや戸惑っている。

 「時間は30分です。時間が来たら、この付近に戻ってきて下さい。」

 見学時間は30分。えっ!? 短すぎるやろ。それじゃ、お寺見たら終わりじゃん。チャイナタウンどころか、お土産を買う暇もないって。それに、この付近ってどこよ。これだけたくさん車がごった返している、このバスを見つけられるんだろうか。

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 不満は無くはないが、漏らしている暇があったら少しでも街を見てこよう。真っ直ぐに佛牙寺の中へと向かう。仏教式の寺はさすがに日本で見慣れており、やや派手さはあるものの驚くような所はほぼ無い。入口で賽銭をあげ、線香に火を灯し、一礼して中に入る。無数の仏像が壁一面に並んでおり、お坊さんがお経を唱えている。妻がさっさと出て街の方を見ようというので、あっという間に外に出たが、上層階もあったらしく、二階にはお土産ショップもあったのだそうだ。もっとゆっくり見たかったが、あの時間では仕方がない。

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 お寺の外に出ると、お寺を取り囲むように屋台風の小さなショップがびっしりと並んでいた。小物やアクセサリー、Tシャツなどのお土産類から、仏教に関係するような品、衣類、食べ物など種類は様々。なぜかまだ開かれていない店舗が多く、人通りも思ったほど多くはなかったせいか、ちょっと寂れた感じがした。所々に規模の大きな店舗があり、大量の衣類を売っていた。何本も並ぶ細い道に入ると、食事のできる屋台が並んでおり、この後のツアーに昼食が含まれていなければ、どれかに寄って食べてもいいなと思わせる魅力的な店もいくつもあった。ただ、それらに共通して言えることは、なぜか「活気が感じされない」こと。こうした街はやはり夕方から賑わうのだろうか。思ったほど、いや勝手に想像していたほど、人の気配がない。この街並みの感じから察するに、本来の賑やかさはこんなものではないはず。時間帯が違ったのだろうか。

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 そうこうしているうちに、集合の時間が近づく。まだこの街の1割も見ていない気がする。きっとこの奥の方に、とんでもなく楽しい世界が待ち構えている気がする。しかし、バスに乗らないわけにはいかない。ツアーは広く見られる代わりに、浅くしか見せてくれない。仕方がない。バスを降りたあたりに戻ると、明さんがこっちこっちと手招きしている。バスに乗り込む。

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ドリアン食べてたらバスに乗せてもらえなかった?

(つづく)

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2018.01.11

シンガポール旅行記 その39

 次の目的地はチャイナタウンである。地図を見る限りでは、シンガポールのまさに中心地(日本で言うなら新宿あたりか)に広がっており、中国系がこの国を治めている事がよくわかる。よく考えてみると、アラブストリートの様子はテレビのバラエティー番組で見ていたので何となく雰囲気はわかっていたが、チャイナタウンの予習など何もしておらず、勝手に想像していたイメージを持ったままだった。

 サウスブリッジ・ロードを走るバスの車窓から見るチャイナタウンは人の気配のない古い家が並ぶだけで、なぜか心を揺すらない。店の多くが開かれていない感じがするからか。よくよく考えてみると平日の真っ昼間だ。車がひっきりなしに往来する大通りに人があふれているはずはない。これが住宅なら仕事に出ている時間だろうし、そこに生活する人相手の市場なら時間が違うだろうし、観光客相手の店なら通りが違うのだろう。ただ、びっしりと隙間なく並ぶ、長崎の中華街とはまるで違うプラナカンスタイルの古い建物は決して日本では見られない感じであり、シンガポール旅行に来ているのだという実感を湧かせてくれる。そうか、そこに住む人そのものはともかく、他の国に見られるチャイナタウンとは、建物の外観が違うんだ。「チャイナタウン=長崎中華街」と勝手に想像していたことが敗因だ。

 明さんのガイドで、通りの反対側に目を向けると、エメラルドグリーンに塗られた二つの塔が空に向かって伸びたような姿のイスラム教のモスクが見える。そしてほんの数軒先には、神様をかたどった極彩色の焼き物の人形が門の上に積み上げるように並べてあるヒンドゥー教の寺院がある。いずれも極端なほどに外観が異なり、大変目を惹く建物で、大いに興味をそそられる。観光客の見学も受け入れているのだそうだが、入る際のマナーが求められるので注意が必要だと明さんは言う。そうだろう。宗教施設だ。そこで祈りを捧げる人々にとって、何物にも代えられない神聖な場所だ。たとえ信者の人々が寛容であったとしても、軽い気持ちで振る舞い、知らなかったでは済まされない空気があることは、カナダで経験したラマダンのイフタールで学んだ。そして今から向かうのは仏教の寺院だという。イスラム教、ヒンドゥー教に仏教かぁ。これがシンガポールなんだ。

 まもなく、今度は巨大な仏教式の建物「佛牙寺(Buddha Tooth Relic Temple)」が見えてきた。なんで牙なんだろう。後で調べたら、スリランカにある有名な「佛歯寺」に基づいて建てられたもので、この佛歯寺にはブッダの歯が納められているのだそうだ。牙とは歯のことなのか。だからToothか。

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  他の通りにもきっと国際色豊かな施設が並んでいたのだろう

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    イスラム教のモスク         ヒンドゥー教の寺院
     「Masjid Jamae」        「Sri Mariamman Temple」

(つづく)

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2018.01.07

シンガポール旅行記 その38

 集合時間となり、バスを停車させている場所まで少し歩く。明さんのそばにいるといろんな話が聞けるので、できるだけ離れないようについて行く。フラートン・ロードを歩くと、左前方にナショナル・ギャラリー・シンガポール(National Gallery Singapore)が見える。旧最高裁判所の建物が、今では美術館として利用されている。この時、日本の芸術家、草間彌生さんの作品展が行われていたようだ。

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 道すがら、周囲の様子が何とも物々しい事に気づく。道路沿いには金網が張られ、カーブには紅白のガードレールが。大規模な工事でも行われているのかと思いきや。

 「これは、F1の準備してます。9月にここをF1が走りますよ。」

 えっ!? ここでF1やるの? (゜Д゜)

 2017 FORMULA1 SINGAPORE GRAND PRIXは、2017年9月15~17日にシンガポールのマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで開催される。シンガポールは毎年、F1の会場になるのだそうだ。しかも専用のサーキット場ではなく、ストリート。モナコグランプリはテレビで見たことがある。いや、走ったこともある。(プレステのグランツーリスモ4で。)特別熱心なF1ファンというわけではない私なので、シンガポールでストリート・レースをしているとは知らなかった。

 すぐそばで舗装道路の様子を眺めても、日本のそれと特に変わりはない。テレビで見た鈴鹿サーキットの特集では、「サーキットの路面は、タイヤのグリップが効くように、一般の道路とは異なる特別な舗装にしてあります。」と言っていたような気がするが、こんな路面でスリップなどしないのだろうか。いや、もしかしたらそれがストリート・サーキットの醍醐味と、ドライバー達はわかってて運転しているのかもしれない。

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   「マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット」っていうか、普通の道

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      開催期間の夜は、町中に爆音が轟き渡っているのだろう

 興味が湧いたので、F1シンガポール・グランプリをネットで調べてみた。シンガポール航空のツアー料金は、羽田発3泊4日で168,000円~273,000円。観戦席のお値段は、

   スーパーピット   110,000円
   ピット/ターン    90,000円
   コンノート     43,000円
   パダン       33,000円
   スタンフォード   23,000円
   ウォーターフロント 13,000円

 ううん、さすがにお安くはない。というか、F1観戦の料金など初めて知った。

 もちろん、F1に興味がある人はレースそのものが気になるのだろうが、聞けばF1開催を通して、国中がお祭り状態になるらしく、2017年はデュラン・デュランやアリアナ・グランデのステージもあるのだそうだ。鑑賞のチケットはF1観戦の料金に含まれているので、飲んで騒いでが好きな人には垂涎のイベントなんだろう。いや、かく言う私も、本当は是非見てみたい。

F1シンガポールGPで壮絶クラッシュ
 モータースポーツ最高峰F1のシンガポールグランプリ(GP)決勝が17日(日本時間18日)に行われたが、スタート直後の1コーナー手前で上位3台を含む4台がクラッシュする波乱の展開となった。フェルスタッペンとライコネンが接触、アロンソを巻き込む大クラッシュに発展。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はこの模様を「大災害」と報じている。(2017年9月18日 THE ANSWER)

 帰国後、YOU TUBEでレースを観戦した。どうやら雨の中のレースとなったようで、スタート直後に大クラッシュ。何とも狭いせまい道を走るレースなので、接触や事故なしなど望めないような気もする。この道でどうやって抜くんだろうって、そればっかりが気になる試合だった。本当に大変なレースなんだ。

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   クラッシュシーンを見ると観客は喜ぶの?悲しむの?

 しかし、この期間、国の中心部の交通が完全に麻痺するんだろうけど、シンガポール国民の普通の生活への影響は大丈夫なんだろうか。国民の日常生活より、観光立国としての発展が優先か。

 グランツーリスモでは東京の街中を走り回ったが、結構楽しかった。日本でもストリート・レースしてくれないかなぁ。無理か...。

(つづく)

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2018.01.04

2018年賀状まとめ

今年の郵便局は相当遊んでいる。すごすぎる。

まずはインクジェットタイプ
Type1

左上の部分を拡大...といっても、虫眼鏡で見てもよくわからないので、
GRで写して拡大すると、

Kakudai11

縦線と思われていたものを横にしてみると、
「あけまして」「おめでとうございます」の文字だった。

Kakudai12

同じくいぬの足形がよく見ると、
富士山の形である事くらいは誰でも気づくが、

右側から見たら、ツメだと思ってた部分が、
「F」「U」「J」「I」の文字だった。

Fuji

ついでに、鼻の所に「フじ」とも書いてある。
 
 
次に普通タイプ
Type2


切手部分の絵馬のひもの部分を拡大すると、

Kakudai2

「NENGA」と書いてある。
ネット情報で知ったのだが、これは気づけないってふつう。

以下は気づけるけど、明らかに遊んでる。
寄付金付きタイプ

Type3

下の部分のイラストが、

Neko

これはネコやろ。イヌの立場はどうなるのだ。
イヌが喜び庭を駆け回ってるのを、部屋の中から見てるってこと?

最後に、これ。

Type4

お年玉の番号があるんだけど、

Mochi

ホンモノなのかシャレなのかよくわからない。通用するの?

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2018.01.03

冬休みの宿題

20180103

うちの総務主任から、

「うちの校舎を、遠景で撮ってくれませんか?」

と言われ、快晴の今日の午後、バイクでロケハンして

ここにたどり着きました。

ISO100で、三脚固定で、レリーズ使って丁寧に撮りました。

明後日、提出します。

ほんとはもっと良いアングルで撮れる場所があったんだけど、

大量の電線がかかって...。

これより良い場所があったら教えて下さい。<(_ _)>

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2018.01.02

シンガポール旅行記 その37

 次に向かう目的地は、かの有名な「マーライオン(merlion)」である。例によってたいして離れてはいないはずなのだが、さっきと同じような感じで遠回りぎみに向かっている。もはや何も感じなくはなってきているが、お陰でどこに向かっているのか、車窓からの風景を見るだけではよくわからなかった。(あとで地図で見たら簡単だったのだが。)

 相変わらず明さんの饒舌なガイドが続く。

「次はみなさん有名なマーライオンに行きます。みなさん、ご存知な人もいますが、マーライオンは一つじゃないです。大きくて立派なのはセントーサ島のマーライオン。これは立派。でも有名は今から行く方。でも観光の人、よく、『これ? 小さいね。』って言ってがっかりするね。がっかりしないで。日本もがっかりの観光地ある。北海道の札幌の時計台、行ったらがっかりする。それと同じ。」

 行く前からがっかり対策か。がっかりしないと思うんだけどなぁ。

 ナショナル・ギャラリー・シンガポールの前にバスを停め、そこから徒歩で向かう。観光客と思われる人の賑わいが感じられる。マーライオンに近づいているのがわかる。おそらくもう目と鼻の先だ。

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       マーライオンのすぐそばにあったタマリンドの木

 天然記念物のタマリンドの木のところで解散して自由行動。階段を降り、橋の下をくぐって海の方に向かって歩くと、そこには想像通りの姿があった。

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         摩天楼が背景を埋め尽くす中にポツリとある

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  対岸にはマリーナ・ベイサンズが見える絶景ポイント

 以前は、本当に海岸の所にポツリと設置されていただけだったらしく、主にマーライオンの後ろ姿しか見られなかったようだ。その後、観光客が増え、水をはき出す正面からの姿が見やすいように、海にせり出すような観光・撮影エリアが増設されたとのこと。周囲にはレストランやカフェが建ち並び、お土産屋さんもあるので、寂しい感じはどこにもなく、見事に観光スポットになっている。マリーナ・ベイサンズもきれいに見えるし、夜はもっときれいだろう。がっかりだなんてとんでもない。

 周りを見ると、おそらくは半分くらいは中国人だろう。みんなここに来て写真を撮ると、とりあえずシンガポールに来た証拠ができあがる。みんな、

 「ゴクゴク」 (マーライオンがはき出している水を口で受け止める) や

 「よっこいしょ」 (マリーナベイサンズを下から持ち上げる)

な写真を撮ってたので、私たちもしないわけにはいかない。旅には、定番の場所に行き、定番の食事をして、定番の買い物をすることも大事だったりするのだ。このバスツアー自体、それが目的なのだから、

 「まぁ、らいおん!?」 (マーライオンの横でびっくり顔のポーズをとる。)

ってやってこないと、あとで後悔する。
(撮った写真は恥ずかしいので非公開。(^_^;))

 ウィキペディアによると、11世紀にマレーシアの王族が対岸に見える大地を目指して航海の旅に出た際、途中で海が激しく荒れ、王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まり無事にその大地にたどり着くことができた。その時、ライオンが現れて、王族にその大地を治める事を許して立ち去った。王族は、その大地を「ライオン(Singa)の都市(Pura)」を意味する「Singapura(シンガプーラ)」と名づけ、マーライオンを国の守り神として祭った、という伝説があるそうだ。

 明さんが言うには、「シンガポールは水がない。水は豊かさの象徴。以前、マーライオンの水停めてた時期あった。国民、がっかりした。今はずーっと水出してる。マーライオンが水をずーっと出し続けるの大事。」だそうだ。なるほど。

 ずーっと見ていられる観光スポットではないが、やはりここに来ずしてシンガポールは語れない。なんだか目的の半分くらい果たした感さえするひとときだった。

(つづく)

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2018.01.01

謹賀新年2018

Capd2018

新しい年の始まりです。

今、思うこと。

 1 体力つけなきゃ
 2 ワートリ、早くふっかつして(悲願)
 3 家内安全・世界平和

今年もよろしくお願いします。<(_ _)>

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