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2018.02.14

シンガポール旅行記 その45

 おそらくは、リトルインディアの魅力の5%くらいしか知り得なかった30分であった。回を重ねて、時間を変えて、違う通りをも歩けば、おそらくはまるでインドそのものを楽しめたのだろう。チャイナタウン同様、もう一度来たいと思う気持ちをたっぷり抱えたままの私を乗せ、バスは最後の目的地、アラブストリートへと向かう。

 あとで地図で見ると直線遠距離にして約500m、歩いてでも行けるような距離の所にアラブストリートはある。ウィキペディアによると、シンガポールの国民は中華系が74%、マレー系が14%、インド系が8%となっている。複合民族国家のため、全ての面において3系統の文化が共存共生しながらも、それぞれが異なるコミュニティーを形成している。ここまで見てきたチャイナストリートとリトルインディア同様、ここアラブストリートはおそらく、マレー系またはイスラム教を信じる人たちが多く集まった地区なのだろう。

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  ノースブリッジロードとアラブストリートの交差点に立つ

 アラブストリートの交差点でバスを降りた。目の前には古くてカラフルな2階建ての建物が並び、その向こう側に近代的な高層ビルがそれを見下ろすようにそびえ立っている。ホワイトカラーとなった現代の裕福な中国系プラナカンと、ブルーカラーのマレー系や、国籍も持たないインド、バングラデシュから流れてきた出稼ぎ労働者では住むところが違うということだろう。リー・クアンユーは、この先のシンガポールをどのように描いていたのだろう。いつかこうした古い建物は再開発の波に飲みこまれ消えていくのだろうか。それとも、こうした旧プラナカン達の作り上げてきた歴史を売りに、観光立国を続けていこうとしていたのだろうか。

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ここもプラナカンハウスが並んでいた  スーパーの魚は沖縄のに近い感じ

 ここでもわずか30分の観光。まずは明さんオススメの、地元の人が出入りしてそうな雑貨店に入った。どれも興味深い品ばかりだったが、最後まで買おうという気は起こらず仕舞い。見た目は違っても所詮は単なる日用品である。ただ、魚や野菜は意外にも日本のそれに近いイメージのものばかりで、驚きと発見があった。

 その後、マスカットストリートという観光客向けの細い通りを歩き、角のカフェから日本語で話しかけてくる怪しい現地人をスルーし、シンガポール最古のイスラム寺院「スルタン・モスク(Sultan Mosque)」を外から眺めるだけで、あっという間に時間が終わった。ここも時間帯が悪かったんだろう。寂しいエリアに感じただけだった。

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   マスジット・スルタン      マスカットストリート

(つづく)

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