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2018.05.09

シンガポール旅行記 その55

 Jumbo - THE RIVERWALK店に到着。エアコンが効いている店だと聞いていたので屋内だと思っていたら、川沿いのオープンスペースだった。いや、奥の方には室内っぽい席もある。予約は入れてあったようだが、ちょっとだけ待たされた。(ここは日本ではない。)結局、入口付近の屋外テラス席に案内される。ジェンは中の方のエアコンが効いた席をイメージしていたようで、なんとなく我々に対して申し訳なさそうな表情をしていたが、そんなに暑くてたまらないわけではない。これはこれでいい雰囲気だ。旅の醍醐味をも味わえるというものだ。

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       こういうテラス席の方が雰囲気がある

 思い起こせばオタワの街を歩いたとき、オープンテラスの店の多かったことを思い出す。心地よい日差しの中、昼下がりの通りに並べられたテーブルにつき、時間を忘れてのんびりとワインでも飲んでおしゃべりをするのが、今もなお私の夢である。そんな人生を送りたい。日本にいる間は無理だな。今度カナダに行った時こそは...。とりあえず、これからのひととき、素敵な時間になりそうだ。

 料理の注文はすべてジェンにお任せ。飲み物はもちろんタイガービールをお願いした。メジャーなビールなので、缶なら佐世保のイオンでも買えるが、生ビールを飲める機会はさすがにない。彼女はメニューを開き、店員に話しかける。聞いていると会話は英語ではなく、おそらくは中国語。彼女はシンガポールで一番多い中国系なのだ。英語も中国語も日本語もできるなんて、言葉に堪能な人はやっぱりうらやましい。彼女に「このお店では中国語しか通用しないの?」と聞いたところ、「そんなことはないですよ。英語も通用するんだけど、彼女は中国系っぽかったので、中国語で話しかけたんです。」だそうだ。この国の共通語は英語だが、それぞれの民族内では自分たちの言葉で会話しているようだ。

 注文された料理は、

カイランの炒め物
ホタルイカの唐揚げ
チリクラブ
揚げパン
ブラックペッパークラブ
ミーゴレン(マレー風焼きそば)  ......と、タイガービール!

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 まもなく、料理が運ばれてきた。ここでもカイランの炒め物が出てきた。これは地元の定番なのだろう。やや油っぽいがしつこいほどではない。味付けは控えめであっさりしており、ほどよい加減である。ホタルイカの唐揚げは日本でも食べられそうな、日本人好みの味。さくさくしておりビールに合う。そしてなんと言っても主役のチリクラブ。殻ごとチリソースで炒められているため、手で持って食べるとべたべたになる。殻も固いので殻割り器でバキバキわりながら食べるのだが、これがとてつもなく旨い。レモンのかけらが入ったフィンガーボールがテーブルに置かれているが、とりあえず食べている間は指もなめながらソースの味を堪能する。きっとそういう食べ物なのだ。チリソースの味はとってもマイルドでクセはない。辛いのが苦手な人でも全く問題なく食べられると思う。揚げパンはソースにつけて食べる。そう言えばSONG FAでも出たなぁ。もしかして揚げパンがシンガポール人の主食なのかもしれないと思うほど。

 我々が美味しいおいしいと言って食べるもんだから、ここで追加するように注文されたのがブラックペッパークラブ。チリクラブとの見た目の違いは黒い胡椒の粒が加わった程度なのだが、食べてびっくり。断然こっち! いや、チリクラブは100点なんだけど、こっちが120点ってところか。黒胡椒が味を思いっきり引き立て、ぴりっとした辛さがアクセントをつけている。旨い、うまい。ビールおかわり! カニがこんなに旨いと感じたのも久しぶりかもしれない。いや、日本人のカニの食べ方とはかなり違うので、初めての味に感激したのだろう。初物に弱い妻が珍しく笑顔で食べている。ミーゴレンもお気に入りだったようで、帰国後も「旅の間の食事は、JUMBOが一番美味しかった。」と言っている。ここに連れてきてもらって本当に良かった。

 会話は弾む。日本で過ごしたALT時代の出来事、シンガポールの歴史、シングリッシュがいかになまっているかということ、佐世保西高での出来事、この旅の出来事、明日のオススメの場所、そしてポケモンにスターウォーズ。そうそう、私達から彼らへのお土産は、ジェンの好きなポケモングッズに、チュアンの好きなスターウォーズのTシャツ。何にしようか悩みに悩んだ末の品なので、大したものではないけど、セレクトに心だけは込めておきました。気に入ってくれてればいいんだけど。

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リバーサイドの建物はライトアップされていてとてもきれい

 気がつけば辺りはすっかり暗くなり、周囲にに見える建物はどれもライトアップされている。こうした部分にも観光国家シンガポールが現れている。ほんとに美味しい、楽しいディナーだった。「このあと、少しこの周辺を散歩しましょうか。」とのお誘いに、心が躍る。この場は私が持つと言うと、軽く笑いながら「とんでもない。」と言われる。ここは彼女のホームグラウンド。散財をかけたが、素直にごちそうになった。

(つづく)

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